【2026年】ホイアン・クリエイティブ・ウィーク開催!世界遺産の街でアートと工芸に出会う6日間
ホイアンといえば、何を思い浮かべますか?
黄色い壁の古い街並み、夜になると灯るカラフルなランタン、トゥボン川を流れる灯籠……。
世界遺産「ホイアン旧市街」は、歩いているだけでも絵になる街です。
でも実際にホイアンを歩いてみると、この街の魅力って、それだけじゃないんですよね。
路地を歩けばランタンを作っている人がいたり、少し郊外へ行けば陶器や木工、竹細工など、昔から受け継がれてきた「ものづくり」の文化が今も残っていたり。
そんなホイアンの伝統文化と、現代のアートやデザイン、テクノロジーを掛け合わせて楽しむイベントが、現在開催されている「Hoi An Creative Week 2026(ホイアン・クリエイティブ・ウィーク2026)」です。
開催期間は2026年8月28日(金)〜9月2日(水)の6日間。
今回、イベントの広報チームの方から「日本人旅行者にもぜひ紹介してほしい」とお声がけいただきました。私も今回お声がけいただくまで知らなかったのですが、調べてみるとこれがなかなか面白い!
まだ日本語での情報も少ないので、今回は「いったいどんなイベントなの?」というところから、旅行者目線で分かりやすくご紹介したいと思います。

ホイアン・クリエイティブ・ウィークって何?

テーマは、
― 遺産に触れ、創造性に触れる旅 ―
ちょっと難しそうに聞こえるのですが、私なりにものすごく簡単にすると、
「ホイアンに昔からある文化を、今の時代の新しい楽しみ方につなげてみよう!」
というイベントなのかなと思っています。
ホイアンは2023年、ユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)の「クラフト&フォークアート」分野に加盟しました。

ホイアン工芸というと、ランタンや陶器、木工などを思い浮かべる方も多いと思います。
Creative Weekでは、そうした昔ながらのものをただ展示するのではなく、アーティストやデザイナー、職人、若いクリエイターなどが参加して、現代のデザインやアートなどと組み合わせながら新しい形で表現しています。
ホイアンの伝統をそのまま残すだけではなく、
「今の時代なら、どんなものが生まれるんだろう?」
を地域とクリエイターと観光客、全員で楽しむ。
これが、ホイアン・クリエイティブ・ウィークの面白いところです。
いつものホイアンとは、ちょっと違う!

普段のホイアン旧市街なら、写真を撮ったり、カフェを巡ったり、お土産を探したり、夜になったらランタンを眺めたり……。
もちろん、それだけでも十分楽しい。
でもCreative Weekの期間中は、もう一歩深く、「作っている人」や「作ること」そのものに出会えるんです。
会場ではホイアンの伝統工芸に触れられる展示やワークショップのほか、アート作品、デザインプロダクト、民俗芸能、ファッションなど、さまざまなプログラムが行われています。

そして私が面白いなと思ったのが、作品を作った本人に会えること。
普段お土産屋さんで商品を買うときは、「誰がこれを作ったんだろう?」まで知る機会って、意外と少ないですよね。
Creative Weekでは作家さんや職人さん自身がブースに立っていたり、実際にものづくりを体験できたり。
「見る」だけではなく、人や文化に一歩近づけるイベントなんです。
雰囲気は「大きなクリエイターズマーケット」?

「文化遺産」「伝統工芸」「ユネスコ創造都市」なんて聞くと、ちょっと真面目で堅いイベントを想像してしまうかもしれません。
でも、実際の雰囲気はもっとカジュアル!
川沿いにはさまざまな作家さんやクリエイターのブースが並び、ベトナム各地からクリエイティブなブースが集まっているそうです。
日本でいうハンドメイドマーケットやアートイベントに、ホイアンの伝統文化をミックスしたような雰囲気でしょうか。

作品を眺めたり、気になるものを買ったり、作家さんと話してみたり。
いつものナイトマーケットが、期間限定でちょっとアート寄りに、そしてもっと大きくなったような感覚で楽しめそうです。
ホイアン・クリエイティブ・ウィークはこんな作家さんと会えます
こちらのイベントにはたくさんの作家さんが出展されていますが、私が気になった3組の作家さんをご紹介します。
フォン・リンさん | @fonglynh

ホイアンをモチーフにした、カラフルでかわいい作品を制作するクリエイター。キーホルダーなどのハンドメイド作品を制作しています。


ホイアンキーホルダー!ホイアンの街並みと、私の大好きなバインミー、ホイアン名物のカオラウなど、持っていたら「これ何?」って声を掛けられそう。
これをきっかけに旅行中に現地の人と仲良くなれるかもしれません。
デン ホタルさん | @denhotaru

バッグや布小物など、遊び心のあるハンドメイド作品を制作。形や表情にも遊び心があって、思わず手に取ってみたくなる作品です。ハンドメイドのお洋服も取り扱っています。


ホイアンはオーダーメイドドレスのお店が多い街ですが、こちらのブースもまさに「ホイアンらしい色や空気」を感じるものがたくさんあります。
mùa mực một nắngさん | @inkseason24

ハノイ出身で、現在はホイアンを拠点に活動する版画作家。ホイアンの街や日常をモチーフにした版画作品などを制作しています。

本格派アーティストと、作品を見ながら気軽に交流できるのもホイアン・クリエイティブ・ウィークならでは。
ホイアン・クリエイティブ・ウィークはどこで開催しているの?

ホイアン・クリエイティブ・ウィークはホイアン各地で開催されていますが、旅行者はまずここに行けばOK。
一番立ち寄りやすいメインエリアは、ホイアン旧市街すぐそばのソンホアイ川周辺です。そして、このアンホイ側は普段ナイトマーケットが開かれているエリアのすぐ近くで、先ほど紹介したクリエイターのブースが並ぶエリア(⑤)があります。
なので、特別に遠くまで出かけなくても、
旧市街を観光 → 川を渡る → イベント会場をぶらぶら → そのまま夜のホイアンへ
という楽しみ方ができます。

さらにホイアン映画館やタンハー陶器公園をはじめ、博物館、工芸村、クリエイティブスペースなどにも関連会場が広がっています。
「イベント会場へ行く」というより、ホイアンを歩きながら、町のあちこちで文化やアートに出会うという楽しみ方が、このイベントには合っているのかもしれません。
ツアーに行かなくてもOK!旧市街でホイアンの伝統工芸に触れる

今回、ダナンで育ち現在は日本で働いているSさんにも、ホイアン クリエイティブ ウィークの魅力を聞いてみました。
特に印象に残ったというのが、タンハー陶器村の展示。
「私たちの世代にとって、タンハー陶器村は小学生の頃に遠足で訪れ、自分たちで陶器を作った思い出の場所です。クリエイティブ ウィークにもこうした展示があり、とても懐かしく感じました」
タンハー陶器村は、ホイアン旧市街から少し離れた場所にあり、陶芸体験などを楽しめる観光スポット。日本人旅行者向けの日帰りツアーなど人気のあるエリアです。
でもこちらのイベント期間中は、わざわざ工芸村まで足を延ばさなくても、ホイアンの伝統工芸の展示や体験型プログラムを楽しめます。
旧市街観光の途中に立ち寄れるので、「ホイアン工芸にも少し触れてみたい」という方は、ぜひのぞいてみてくださいね。
まとめ|ランタンだけじゃないホイアンを楽しんでみて

ホイアン・クリエイティブ・ウィーク2026は、2026年9月2日(水)まで。
今回写真を見ながら改めて感じたのは、ホイアンって「完成された世界遺産の観光地」ではなくて、今も新しいものが生まれ続けている街なんだなということ。
黄色い街並みを歩く。
ランタンを見る。
カフェへ行く。
そんな王道のホイアン観光ももちろん大好きだけれど、せっかくCreative Weekの期間中に訪れるなら、少しだけいつもの観光ルートから目線を変えてみるのも面白そうです。
「これ、誰が作ったんだろう?」
そんなところから、いつもとはちょっと違うホイアンに出会えるかもしれません。
開催中にホイアンを訪れる方は、ぜひソンホアイ川周辺をのぞいてみてくださいね。
