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【体験レポ】ミシュラン ビブグルマン受賞|ダナンのベジタリアンレストラン『 Shamballa 』で“ユートピア”を体験

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こんにちは。編集部のあさこです。

今回は、2025年にミシュラン ビブグルマン を受賞したことで、
注目を集めるベジタリアンレストラン
『Shamballa Danang』 に行ってきました。

日本人が抱くベジタリアン料理の固定観念を、
静かに・そして大きく覆してくれるレストランです。

重厚感のあるインテリアと、生命力に満ちたグリーン。
チベット仏教の小物に包まれた空間は、
慌ただしく過ぎる現代の日常とは異なる時間が流れています。

今回はその魅力を、料理・空気感・オーナーの物語とともにお届けします。

こんな気分のときに行きたい

  • ミシュラン受賞のクオリティを体験したいとき
  • 旅を通して 自分と向き合う時間 をつくりたいとき
  • ヘルシーなごはんが食べたいとき(でもしっかり満足したい男性にも◎)
  • 定番ベトナム料理以外の体験をしたいとき

ミシュラン「ビブグルマン」とは?

ミシュランには、
「星(★)」と「ビブグルマン」 という、
2つの主要な評価があります。

星付きが“料理の卓越性や革新性”を評価するのに対し、
ビブグルマンは、“価格以上の満足感”が評価された
お店に与えられる賞です。

ベジタリアン料理でありながら Shamballa が選ばれたのは
“味そのもの” が高く評価された証でもあります。

体験レポ―ト

Shamballa への入口

ハン川沿いをタクシーで進むと、
エキゾチックで重厚感のある扉が静かに存在感を放ちます。

扉の横には ミシュラン ビブグルマンの受賞プレート が掲げられ、
建物全体が Shamballa の世界観に包まれています。

店内の雰囲気

店内に入ると、竹で囲まれた通路が続き、
小物やオリジナルの調味料がさりげなく飾られ、
非日常へと続く“静かな入口”のような空気感が漂っています。

そのまま通路を進むと、一気に視界が開け、
広々としたダイニング空間が広がります。


『Shamballa』という言葉は、サンスクリット語で
“平和・静止・喜びの場所” を意味するといいます。

その名のとおり、店内にはお店の世界観を存分に味わえる工夫が
あらゆる場所に丁寧に施されていました。

ビル一棟がお店になっており、統一されたコンセプトの中に、
表情の異なる空間が重なるように広がっています。

チベット仏教の気配を感じるメインダイニング

“温室”のようなガーデンダイニング

ハン川を望む リバーバルコニー

料理教室もひらかれるキッチンスペース

空気すら澄んでしまいそうな“喫煙スペース”

実食レポ

正直これまで私は、
ベジタリアン料理=ヘルシーだけど少し物足りないもの
というイメージを持っていました。

でも Shamballa の料理は、その先入観を 大きく覆すお料理ばかり。

“これ、本当にベジタリアン料理なの?”
と驚いてしまうようなラインナップでした。

お料理をいただく前に、
まずは “ダナンをモチーフにしたカクテル” で乾杯

Da Nang By Night(左)175,000VND (約1050円)

アルコール強めの“大人カクテル”。
最後にふわっと広がるグミのようなかわいい余韻がありました。

Hello Da Nang(右)175,000VND (約1050円)

マリブ × ブルーキュラソー × パイン。
見た目も可愛い“POPな甘めカクテル”。


今回私たちは、メニュー表に「シェフのおすすめマーク」
ついているお料理を中心に注文しました。

クーソン風キャッサバサラダ(Que Son-Style Cassava Salad)

価格:135,000VND(約800円)】

まずはオーナーの一押しを。

タピオカの原料であるキャッサバに、
人参、ハーブとナッツが混ざり合う“甘酸っぱいサラダ”です。

キャッサバはフォーのような麺状になっていて、全て手作り。

一口食べると、「あ、体が浄化されていく…」
そんな錯覚すら覚えるほどのさわやかな一品でした。

クリスピーマッシュルーム(Shamballa Crispy Mushrooms)

価格:135,000VND(約800円)】

続いて看板メニューのこちら。

外側は驚くほどカリッ、パリッ。
衣に厚みがありながら、お肉のようなマッシュルームとのバランスが絶妙です。

上にのっている山椒は日本の山椒よりもやさしいお味で、
固めのグリーンピースのような食感。

甘辛ソースとよく合います。

よく見ると、形がちゃんとマッシュルームでかわいらしい。

シグネチャー フライドライス(Signature Fried Rice)

価格:195,000VND(約1160円)】

フライドライス(炒飯)という名前からは想像できない、
まるでグラタンのようなクリーミーな見た目。

スタッフさん曰く、素材の下ごしらえに驚くほど手間がかかっているそうです。

たっぷりとかかったモッツァレラチーズは肉厚で、
スプーンで持ち上げると、写真のようにとろ〜りと長く伸びていきます。

そして、中をかき分けると、目に飛び込んでくるのは
なんとも印象的な“緑色のお米”
パイナップルリーフとほうれん草の天然の緑色だそうです。

その中に、歯ごたえのあるマッシュルーム・人参などの具材が
たっぷりと混ぜ込まれています。

山菜とにんにくの炒め物 (Wild Vegetable & Garlic Stir-Fry)

価格:105,000VND(約630円)】

ガーリックの香りがほどよく立ち、シンプルながら深みのある味わい。

茎の“コリッ”とした心地よい歯ごたえが楽しい一皿。

マリネマッシュルームのバオ(Marinated Mushroom Bao

価格:95,000VND(約570円)】

日本でも人気の割包。
豚の角煮のように見えるものは、驚くほど“肉感”があるヤマブシタケ。

甘辛ソースがしみ込んだ蒸しパンが、締めにぴったりでした。

私のお気に入りポイント

  • ベジタリアン料理の概念を覆す、文句なしのおいしさ
  • 非日常空間と特別な味がもたらす、価格以上の満足感
  • 日本ではなかなか出会えない食材を使った、独自メニューの数々
  • ホスピタリティ溢れるスタッフさんたち

Shamballa の物語

―オーナーが生死をさまよった旅の果てに辿り着いた、“心の理想郷”

Shamballa を立ち上げたジェイドさんは、かつて
ヒマラヤのチベット僧院で “生死の境をさまようような体験” をしました。

その出来事をきっかけに、
人生の儚さ、そして自分がどれほど“外側の欲望”に
振り回されて生きてきたかに気がついたといいます。

本当の幸福とは何か。
大切なのは、本質を見つめ、今この瞬間を丁寧に生きること。

そう悟ったジェイドさんは、現実の喧騒から離れ、
“自分に立ち返るための聖域” をつくりたいと考えました。

そして、ベジタリアン料理と仏教のエッセンスを通して、
人生の哲学を静かに伝える場所として、
このレストランを開いたのです。

おわりに|静けさの中に、人生のヒントがある

Shamballa は、“ベジタリアン料理の名店” という枠を超え、
人生のスピードをそっと緩めてくれるような場所でした。

ミシュランに選ばれた響きにふさわしく、
そこには“味”だけではなく、“哲学”を感じる深みがあります。

日常に少し疲れたとき、ふと自分を見つめ直したくなったら。
Shamballa はきっと、最良の場所のひとつだと思いました。

基本情報

店名: Shamballa
営業時間:10:00~22:00
電話:277 Đ. Trần Hưng Đạo, An Hải, Sơn Trà, Đà Nẵng
SNS: Instagram / TikTok
予約方法: 公式サイト にて / Facebookのメッセージにて
クレジットカード:使用可

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